後世に伝え残したい記憶〜プロ野球、南海ホークス先発オーダー

昭和45年


2位


監督 野村克也


?@中 広瀬叔功
?A左 樋口正蔵
?B三 富田勝
?C捕 野村克也
?D一 C・ジョーンズ
?E右 門田博光
?F二 古場竹識
?G遊 小池兼司
?H投 (西岡三四郎)



野村克也選手が監督兼任となり、1年目のシーズンである。


この年は日替わりで先発メンバーが変わり、シーズンを通して固定されたオーダーがない年であった。


捕手で四番、大黒柱の野村が監督まで兼任することになり、負担がより大きくなったが、四番・野村は本塁打王のタイトルこそ逃したものの42本のホームランを放ち不動の4番打者として君臨し続けるとともに、巧みなリードで若い投手陣の能力を引き出し、前年最下位だったチームを2位に押し上げる原動力となった。


入団2年目の富田勝が3番、新外国人のC・ジョーンズが5番、更にはドラフト2位ルーキーの門田博光が6番を打つなど、それぞれが相応の力を発揮すれば、かなりの打線になると思われるが、富田や門田はまだまだ経験不足もあり、またジョーンズは好機に貴重なホームランを放ち貢献したが、打率は低かった。


1番はベテラン広瀬に変わり、島野育夫が起用されることも多く、新旧交代の第一歩となる年でもあった。


投手陣は、3年目の西岡三四郎開幕投手を務め、皆川睦雄三浦清弘の両ベテラン、ドラフト1位で新人王に輝いた佐藤道郎らが中心となりその他、元祖大リーガー・村上雅則なども貴重な左腕リリーフとして活躍していた。