ドラフト制度前破格の契約金で南海ホークスに入団した渡辺泰輔は、昭和41年の日本シリーズ対巨人戦、第1・2・3戦に連続先発。
第2戦では完投勝利をあげている。。
このシリーズで渡辺泰輔は、かつての稲尾和久や杉浦忠などの大エース並みの登板をした。
以後日本シリーズにおいて、こういう先発連続登板はない。
こういう投手の使い方をする監督もまた、それに応えて登板する投手も今後かなり少なくなるであろう。
慶應義塾大学で、東京六大学野球史上初めて完全試合を達成した投手・渡辺泰輔は、鶴岡一人監督の黄金時代最後のエースとなった。